1.くさび緊結式足場

くさび緊結式足場は、鋼管（鉄パイプ）を建地として使用し、緊結部に「くさび」と呼ばれる金具をハンマーで打ち込んで組み立てる方法です。特徴としては、ハンマー1本で簡単に組み立てられることが挙げられます。かつては低層住宅の工事に主に使用されていましたが、最近では一般住宅や中高層建築、狭小地でも使用されるようになっています。

この足場のメリットは、組み立てや解体が容易であり、複雑な形状の建物にも対応できることです。また、コストパフォーマンスも高く、多くの場合に適していますが、設置できない場所もあることに留意する必要があります。

2.枠組足場・次世代足場

枠組足場は、ジャッキ・筋交・鋼製布板などの部材を組み立てる仮設足場で、汎用性が高く・堅牢で施工が容易な事から足場工事の中で最もよく使用されています。
最近では、枠幅が大きく運搬効率が良くない事から、インチサイズ規格が主流の次世代足場への移行が進んでいます。

3.鋼管足場

単管パイプとクランプを使用して一から組み上げた足場を鋼管足場と呼びます。シンプルかつ自由度が高く、狭い空間や曲面・オーバーハング・斜面などあらゆる躯体に対応します。施工・解体に時間はかかりますが、匠組では形状を問わず施工できる鋼管足場も安全でスピーディに対応可能です。

4.吊り足場

吊り足場とは吊り下げられた足場のことをいい、上から吊り下げる形で単管足場を設置することが特徴です。
橋梁工事やプラント、ビル建築の鉄骨組立て工事、大空間建築のメンテナンスなど、下から足場を組み立てるのが難しい場所で作業を行うために設置されます。

5.その他

例えば大型ショッピングモールのような広い空間内での作業では棚足場を使い、不整地や軟弱路での走行・作業が必要な場合はクローラー足場が最適です。ローリングタワーのような移動式の仮設足場では、高所での作業によく利用されます。このように用途に合わせて様々な足場を提案いたしますので、お気軽にご相談ください。